法定予防接種(無料)
法定予防接種(無料)
BCGワクチン/五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)ワクチン/四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)ワクチン//二種混合ワクチン(DTワクチン)/水痘ワクチン/不活化ポリオワクチン/麻疹・風疹(はしか・ふうしん)ワクチン/日本脳炎ワクチン/ヒブワクチン(インフルエンザ桿菌B型)/小児用肺炎球菌ワクチン/子宮頚ガン予防ワクチン(サーバリックス/ガーダシル/シルガード)/B型肝炎ワクチン/ロタウイルスワクチン
予防接種の大切さ
子どもは、生まれながらにしてお母さんの胎盤や母乳から母子免疫と呼ばれる抵抗力をもっています。
しかし、成長とともに免疫力は薄れていきますので、子ども自身が病気に対する抵抗力を持つ必要があります。
伝染病の原因になるウイルスや、細菌の毒性を発病しないまでに弱めたものをワクチンといいます。予防接種の役割は病気に対する免疫を体内につくり、赤ちゃんの健康を守ることと、重い感染症の流行から社会を守る2つがあり、一定の年齢になったら受けることが望ましい「法定(勧奨)接種」と、受けるかどうかを親が選択する「任意接種」があります。
「法定接種」は法律で定められた年齢内であれば無料、「任意接種」は自己負担となります。
BCGワクチン
接種時期・回数
生後3ヶ月~12ヶ月未満に接種します。接種回数は1回です。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後2~3週間で接種箇所が赤く膨らみ一部に膿ができることがあります。
この反応は4週間後に一番強くなりますが、その後かさぶたになり、取れるときれいになります。
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◆熱が出るなどの副反応はありませんがときには腋の下のリンパ節が腫れることがあります。
ほとんどが2~3ヶ月で消えますが大きくなるようなら主治医に相談してください。
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◆またお子さまがすでに結核にかかったことがある場合、接種を受けたところの針跡が3~10日以内に
赤く腫れて膿んでくることがあります(コッホ現象)。その場合は、数日以内に当院に連絡してください。
五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)ワクチン
接種時期・回数
生後2ヶ月から7歳半の間に1期初回を3回、1年後2期として1回の合計4回接種します。
1期初回の注射は、3~8週間間隔で接種します。
できるだけ1歳までに1期の接種を済ませておいてください。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後2~3日または1週頃に、注射部位が赤くなったり、腫れることがありますが、2~3日で消えます。
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◆まれに腕全体が腫れることもありますが、腫れがひどく、かゆみや痛みが強いときは冷やしてください。
それでも良くならないときは相談ください。
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◆注射部位にしこりが残ることがありますが、1~2ヶ月で消えます。
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)ワクチン
接種時期・回数
生後2ヶ月から7歳半の間に1期初回を3回、1年後2期として1回の合計4回接種します。
1期初回の注射は、3~8週間間隔で接種します。
できるだけ1歳までに1期の接種を済ませておいてください。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後2~3日または1週頃に、注射部位が赤くなったり、腫れることがありますが、2~3日で消えます。
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◆まれに腕全体が腫れることもありますが、腫れがひどく、かゆみや痛みが強いときは冷やしてください。
それでも良くならないときは相談ください。
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◆注射部位にしこりが残ることがありますが、1~2ヶ月で消えます。
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
二種混合ワクチン(DTワクチン)
接種時期・回数
11・12歳に二種混合(DTワクチン)で追加接種を1回します。
予防接種を受けた後の注意点
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◆三種混合ワクチンから百日咳を除いたジフテリアと破傷風の2種類のワクチン接種となります。
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◆副反応は、接種部位の発赤、腫脹、硬結(しこり)などの局所反応が主です。これは免疫がついたために起こる現象です。いずれも数日で通常通りに戻ります。
水痘(水ぼうそう)ワクチン
接種時期・回数
生後1歳から接種できます。現在、回数は2回となります。
予防接種を受けた後の注意点
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◆予防接種の効果は85%程度です。
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◆もし罹ることがあってもほとんどの場合は軽症となります。
不活化ポリオワクチン
接種時期・回数
生後3ヶ月から7歳半の間に1期初回を3回、1年後2期として1回の合計4回接種します。
1期初回の注射は、3~8週間間隔で接種します。
予防接種を受けた後の注意点
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
麻疹・風疹(はしか・ふうしん)ワクチン
接種時期・回数
生後1歳~2歳の間に1回、5歳~7歳未満の間(小学校就学前1年間:4月1日~翌年の3月31日)に1回、合計2回接種します。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後2~3日または1週頃に、注射部位が赤くなったり、腫れることがありますが、2~3日で消えます。
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◆まれに腕全体が腫れることもありますが、腫れがひどく、かゆみや痛みが強いときは冷やしてください。
それでも良くならないときは相談ください。
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◆注射部位にしこりが残ることがありますが、1~2ヶ月で消えます。
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◆他の予防接種を受ける際は、4週間以上たってから受けてください。
日本脳炎ワクチン
接種時期・回数
3歳以後、1~4週間間隔で2回、その後ほぼ1年経過してから7歳半までに1回(3回)、9歳~12歳に2期(4回目)の合計4回接種します。
なお、すでに新しいワクチンに変更しています。
予防接種を受けた後の注意点
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◆注射した部位が赤く腫れる、発熱・頭痛を起こすことがありますが2~3日で治ります。
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◆次の予防接種は、1週間以上たってから受けてください。
それでも良くならないときは相談ください。
ヒブワクチン (インフルエンザ桿菌B型)
接種時期・回数
生後2ヶ月から5歳未満
接種回数は、初回接種した月齢で変わります。
初回接種の月齢が2ヶ月~7ヶ月未満は4回接種、7ヶ月~12ヶ月未満は3回接種、12ヶ月以上は1回接種になります。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後発熱したり、熱性痙攣をおこすことがあります。そのような場合は、受診してください。
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◆接種間隔は4週間です。クリニックで確認してください。
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
小児用肺炎球菌ワクチン
接種時期・回数
生後2ヶ月から5歳未満
接種回数は、初回接種した月齢で変わります。
初回接種の月齢が2ヶ月~7ヶ月未満は4回接種、7ヶ月~12ヶ月未満は3回接種、12ヶ月~24ヶ月未満は2回接種、24ヶ月以上は1回接種になります。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後発熱をおこすことがあります。発熱が持続する場合は、受診してください。
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◆接種間隔は4週間です。クリニックで確認してください。
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
子宮頚ガン予防ワクチン(サーバリックス/ガーダシル/シルガード)
接種時期・回数
中学1年生から高校1年生相当の年齢の女子が接種の対象です。
接種回数は3回です。初回接種後1ヶ月(ガーダシルは2ヶ月)と、6ヶ月に接種します。
町役場のホームページに子宮頸ガンワクチンに関する重要なお知らせがあります。
そちらを読み、納得した上で接種してください。
予防接種を受けた後の注意点
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◆接種後疼痛により失神することがありますので、注意してください。
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◆接種は筋肉内注射になります。部位は肩(三角筋)です。
肩の出やすい服装で来院してください。
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◆他の予防接種を受ける際は、1週間以上たってから受けてください。
B型肝炎ワクチン
接種時期・回数
母親がHBs抗原陽性(キャリア)の場合、母子感染防止の目的で健康保険による接種が施行されます。
出生直後にHBグロブリン、生後2ヶ月目にHBグロブリンとB型肝炎ワクチン接種します。
3ヶ月、5ヶ月に2、3回目のB型肝炎ワクチンを接種します。
予防接種を受けた後の注意点
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◆注射部位の赤み、腫れ、しこり、全身反応としての倦怠感や頭痛などがあり、発現頻度は5~10%程度です。ほとんどの場合、無処置で数日中によくなります。
ロタウイルスワクチン
接種時期・回数
現在、ロタワクチンには2種類あります。
ひとつは生後6週から開始できます。4週間以上あけて2回接種します。生後24週までに終了させます。
もうひとつは生後6週から3回接種となります。
なお接種と言っても、ポリオ生ワクチンのように飲む生ワクチンです。